腹部全体痛シリーズ(Generalized Abdominal Pain)10 EXPERT COURSE 解答 【症例 GE 46】

絞扼性小腸閉塞(壊死).Strangulated obstruction with necrosis








図1で肝臓と脾臓周囲に腹水がある(※).骨盤腔内で拡張した小腸はgaslessで,図11から腸間膜に浮腫があり(▲),壁の造影効果がやや低下しているので絞扼性小腸閉塞の可能性は極めて高い.図21のAと1から追跡すると,Aは図17のEで閉塞し,1は図16の55となり,beak signを呈して(↑)閉塞する.図15と図14で虚脱した小腸SBがありclosed loopが証明された.閉塞部から口側は拡張していない.CTで絞扼性小腸閉塞と診断し手術を行った.盲腸から20cmの部位で,約40cmの回腸がバンドにより絞扼され壊死に陥っていた.













  【参照症例】   1. 上腹部痛(Epigastric Pain)シリーズ4 【症例 EE 16〜20】

 【 次の問題→ 】  【 このシリーズの問題一覧に戻る 】 【 演習問題一覧に戻る 】