外傷(Trauma)シリーズ11 EXPERT COURSE 解答 【症例 TE 52】

左横隔膜へルニア.Left diaphragmatic hernia








図1の胸部単純写真でガスを含む,大腸と思われる↑が横隔膜(白矢印)より挙上しており,横隔膜へルニアを疑う.図2〜図8の肺野CTで胃より前方に大腸(C)が存在することは認識できるが,横隔膜へルニアの確定診断は不可能である.MDCTによる下段の冠状断(coronal),または矢状断(sagittal)再構築画像が極めて有用である.図11〜図17で横隔膜の断裂部(△)とヘルニアを起こした大腸(▲)が,胸腔内に脱出した腸管が少量であるにもかかわらず容易に認識できる.腹腔鏡手術で横隔膜へルニアを確認し,断裂部縫縮術を行った.












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