下腹部痛シリーズ(Lower Abdominal Pain) 13 EXPERT COURSE 解答 【症例 LE 62】

S状結腸特発性穿孔.idiopathic perforation of sigmoid colon






図1で遊離ガス(△)を認めるが,下腹部痛を訴えているので下部消化管の穿孔ではないか検索すべきである.直腸から下行結腸までの走行は図15の1から図2の39である.図3〜図9の↑は腸管外の遊離ガスと,ニボーを形成しているのは腹水を示している.図8〜図10の白矢印は壁欠損部を示し,図7〜図12の▲は腸管外に露出した糞便であり,S状結腸穿孔の診断が可能である.手術でS状結腸穿孔による骨盤腔の糞便性腹膜炎を認め,穿孔部切除とHartmann手術が行われた.病理:2cm大の穿孔を認めるが原疾患は不明.









  【参照症例】   1. 下腹部痛シリーズ(Lower Abdominal Pain) 1 【症例 LE 1】

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