図1の腹部単純写真で↑はcoffee bean signで,Freeman Dahl sign(下記症例LE31参照)を適用すれば左下腹部の▲での捻転だからS状結腸軸捻転の可能性が極めて高い.CTで確定診断が可能である.図2のA1が図1の拡張した腸管(↑)の頭頂部で,図3からBと2となり下降する.それらを追跡すると,図19のRと図18の17となり閉塞するが,図13と図14の↑はbeak signを呈し閉塞部位であり,closed loopを形成している.図20の直腸R1は虚脱しており,上行して図12のR9となり,図13と図14のbeak sign(↑)近辺へ収束する.下行結腸(DC)は,図10と図11でbeak sign(白矢印)を示しており,closed loopの閉塞部位近辺に収束するので,S状結腸軸捻転である.大腸ファイバーで捻転解除した.
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