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上腹部痛(Epigastric Pain)シリーズ27 RESIDENT COURSE 解答 【症例 ER 135】
門脈・上腸間膜静脈血栓症.Portal and SMV thrombosis
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図10〜図15でSMV周囲の浮腫像(△)から急性膵炎と診断されたが,腹部エコー検査で門脈・SMVの血栓を指摘された.図1〜図4の▲は右門脈であるが,左門脈や大動脈と比較して明らかにdensityが高く,単純CTだから血栓を意味する.図11〜図18でSMV(↑)はやや腫大し,SMAや大動脈と比較して高濃度を示しており,血栓症を強く示唆する.周囲の浮腫像(△)は急性血栓症に伴う所見である.小腸の著明な壁肥厚を認めず循環障害は強くないと解釈する.ヘパリン投与だけで腹痛は消失した.
下段は18日後の造影CT.肝内門脈は左右とも血栓で閉塞し,一部不明なところもあるが,↑が血栓で閉塞した肝外門脈とSMV.
【参照症例】
1.
上腹部痛(Epigastric Pain)シリーズ16 【症例 ER 77】
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