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上腹部痛(Epigastric Pain)シリーズ24 RESIDENT COURSE 解答 【症例 ER 119】
横行結腸憩室炎.Diverticulitis of transverse colon
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図10の上行結腸(A)から図13の横行結腸(T)まで壁肥厚を示し(▲),図10〜図14で憩室を認め(↑),周囲脂肪組織の濃度上昇または腹膜の肥厚(△)もあり憩室炎の可能性が最も高い.図3と図4,図7と図8の白矢印は憩室内の糞石と解釈し,そこが責任病変と推測する.抗生物質投与で症状が消失し,1週間後に行った注腸造影が図Aで,↑が憩室で,▲は残存炎症による浮腫像を示している.
参考症例
(10mmスライス,横行結腸憩室炎):21歳女性.前日から右上腹部痛があり,当日になって腹痛が増強し発熱が加わり来院した.体温:37.8℃,心窩部から右側腹部に圧痛を認めた.
約6cm長にわたって横行結腸(T)の壁肥厚(▲)と周囲脂肪組織の濃度上昇(△)があり,憩室を認めない(5mm以下のthin sliceでないと認識できないことが少なくない)が憩室炎として抗生物質で治療された.5日後の注腸造影で憩室頚部(↑)と浮腫による欠損像(▲)を認めた.他に憩室を認めず,21歳という年齢(憩室発生は20代後半からが一般的)から,先天性の孤立性真性憩室の可能性が高い.
【参照症例】
1.
右下腹部痛(Right Lower Quadrant Pain)シリーズ4 【症例 RE 20】
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