文献考察:上腸間膜動脈血栓症の治療戦略(図)
Gastroenterol Clin North Am. 2003 Dec;32(4):1127-43. Intestinal ischemia. Burns BJ, Brandt LJ. 追記:急性上腸間膜動脈血栓症は,動脈硬化があり過去に心筋梗塞,脳血管障害や間欠的跛行を有する患者に多い.多くが数週間あるいは数ヶ月前から腹部アンギーナ(食後の腹痛)の既往がある.SMAの起始部から1〜2cmの部位で閉塞する(塞栓症は大部分が起始部から3〜8cmの部位).血管造影後塩酸パパベリンの持続動注を直ちに開始し,血栓除去だけでは再発率が高く血管再建術を施行すべきである.
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