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下腹部痛シリーズ(Lower Abdominal Pain) 5 EXPERT COURSE 解答 【症例 LE 22】
子宮留膿腫穿孔.perforated pyometra
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全画像で腹水を認める(※).図3〜図11の△は子宮であるが,腔内に低濃度の液状内容物を含み腫大している.子宮前壁が薄く,壁の辺縁が不鮮明になっており(▲),図6と図7では腹膜が造影効果を受け(↑),腹膜炎を強く示唆するので,子宮留膿腫の穿孔と診断した.石灰化を伴う背側の円形の腫瘤は子宮筋腫と思われる.手術及び病理所見:腹腔内に緑黄色の膿を多量に認めた.子宮留膿腫の体部前壁穿孔による腹膜炎であった.背部に子宮筋腫を伴う.腹水培養でE.coliが検出された.
文献考察
:子宮留膿腫穿孔例.本邦集計44例の検討(表1).死亡率は9%.
奥村英雄, 黒住要, 池田敏夫, 宮木祐司.
子宮留膿腫穿孔による汎発性腹膜炎の1例
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外科 62巻7号 Page845-848,2000
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