文献考察:本邦集計271例の検討,CTによる魚骨陽性率は60%
葉季久雄, 井上聡, 渡辺靖夫, 米川甫 術前に診断しえた魚骨による回腸穿孔の1治験例 過去10年間の魚骨による消化管穿孔271例の分析
日本消化器外科学会雑誌34巻11号 Page1640-1644、2001.
要旨:穿孔部位は食道50例、胃24例、小腸79例、結腸・直腸94例、肛門4例であった。151例に腹部単純X線、155例にCT、93例にUS(腹部エコー)検査が施行され、術後の検討を含め魚骨陽性例はそれぞれ、15.9%、60%、35.5%であった。術前に魚骨と診断された症例はそれぞれ、8.6%、31.6%、12.9%であった。このホームページで魚骨症例を既に10例以上供覧した。CTで90%以上の症例で診断つくはずである。
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