文献考察:小腸閉塞
【癒着性イレウスに対する保存的治療の限界と手術のタイミング】 小腸機械的イレウスの手術適応と術後成績
Author:赤川高志(大垣市民病院), 山口晃弘, 磯谷正敏, 原田徹, 金岡祐次, 高橋吉仁, 李政秀, 菅原元, 鈴村潔, 小川敦司, 森俊治, 北尾俊典 要旨:機械的イレウス1061例中手術が施行された症例は417例(39.3%:癌性腹膜炎,外ヘルニア嵌頓および小児腸重積症は除外),その中で腸切除を必要とした絞扼性イレウスは60例(14.4%),絞扼性イレウスであったが腸切除を必要としなかったのは106例(25.4%),単純性イレウスは251例(60.2%).各々の死亡率は15.0%,2.8%と3.6%,全例で5.0%であった.
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