下腹部痛シリーズ(Lower Abdominal Pain) 4 EXPERT COURSE 解答 【症例 LE 20】

虫垂炎穿孔.perforated appendicitis






盲腸(C)は図8で盲端になり,回腸末端(TI)は図2から始まる.虫垂は図5の1から始まり図11の13で盲端になり1cm以上に腫大している.虫垂周囲だけでなく,図4〜図11では虫垂からかなり離れた部位に腹水があり(↑),図4〜図10の△は大網と思われるが,盲腸の外背側の脂肪組織と比較すればかなり濃度上昇している.図9〜図11の▲は肥厚した腹膜であり,腹膜炎を意味するので急性虫垂炎の穿孔である.直腸(R)は下痢便を含む.3日後のCT検査で多発性の膿瘍形成を認め(図17〜図19:A),手術となり,穿孔と多発膿瘍を伴った壊死性虫垂炎であった(左上図A).










 【 ←前の問題 】  【 このシリーズの問題一覧に戻る 】 【 演習問題一覧に戻る 】