文献考察:ADML(急性十二指腸粘膜病変)
屋嘉比康治,中村孝司.特集:出血性消化器疾患,急性胃十二指腸粘膜病変.日本臨床 56巻9号:128-134,1998.
要旨:AGML(急性胃粘膜病変)と同様な所見が十二指腸球部や下行部に単独に認められる場合,ADML(acute duodenal mucosal lesion:急性十二指腸粘膜病変)と呼び,胃と十二指腸に併存する場合はAGDML(acute gastroduodenal mucosal lesion:急性胃十二指腸粘膜病変)と呼ぶ.しかし,食道や十二指腸の粘膜病変は胃病変の部分症あるいは随伴症状としてAGMLに含まれると捉えることが一般的である.
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