上腹部痛(Epigastric Pain)シリーズ2 RESIDENT COURSE 解答 【症例 ER 10】

胃潰瘍穿孔.Perforated gastric ulcer.




図1〜図4で大量の腹水(※)と遊離ガス(△)を認め,消化管穿孔の可能性が極めて高い.図3から小弯側胃壁が粘膜下浮腫で肥厚し始め(▲),図7と図8では前庭部全周に広がる.図6〜図8の↑は胃角部の壁欠損像で,胃潰瘍穿孔と診断できる.手術で胃前庭部の小弯側に約1cm大の穿孔を認め,大網充填術を行った.術中生検で良性潰瘍と診断された.







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