右下腹部痛(Right Lower Quadrant Pain)シリーズ19 EXPERT COURSE 解答 【症例 RE 94】

両側卵管留膿腫.Bilateral pyosalpinx.





図10〜図12で骨盤腔内に腹水があり(※),図10と図11で△は腹膜の造影・肥厚を示し,腹膜炎を強く示唆する.図5〜図12の↑は,正確に数字で連続性を指摘できないが,子宮周辺の管状構造物であり,図5でUターンするようだから,腫大した右側卵管であろう.図7〜図11の▲も同様に腫大した左側卵管と思われ,両側とも壁は強く造影され両側性卵管留膿腫の可能性が高い.C:盲腸.4日間の抗生物質投与に反応せず手術となった.手術で同所見を認め,膿瘍開放とドレナージを行い治癒した.







  【参照症例】   1. 下腹部痛シリーズ 8 【症例 LE 39】
2. 右下腹部痛シリーズ5 【症例 RE 22】

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