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右下腹部痛(Right Lower Quadrant Pain)シリーズ15 EXPERT COURSE 解答 【症例 RE 73】
魚骨による回腸穿孔.Perforation of ileum by a fish bone.
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図9〜図16は省略.図17〜図19で広範囲な脂肪組織の濃度上昇(phlegmon)を示し(▲),図21〜23で腹水を認める(白矢印).図21〜図24の△は腸間膜間の遊離ガスであり,近辺の腸管穿孔を意味する.図3〜図8で上行結腸内に高濃度の線状物を認め(↑:5mmスライスCTで6スライスだから3cm長),それは魚骨の可能性が極めて高い.従って,魚骨が回腸穿孔を起こさせ,上行結腸へ移動したものと診断する.手術で回盲部から約70cmの部位でピンホール状の穿孔を認めた(図A:手術記録)が,上行結腸の検索はなされていない.病理検査で非特異性潰瘍の穿孔と診断されたが,CT所見から魚骨による穿孔の可能性は否定できない.
【参照症例】
1.
上腹部痛(Epigastric Pain)シリーズ26 【症例 ER 130】
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