図１の小腸ｃは図１７まで垂直に下行する．aとbは図５で合流しabとなり，腫大し，粘膜下浮腫を呈し図１０で盲端になる．そこから始まる拡張した管状構造物１は図１４でUターンして図１１の１０で盲端になる．盲腸（Ce）から始まり（図１１の１０），図１０の１で盲端になるとも解釈でき虫垂である可能性もあるが，図１２で大きさは2cm以上で虫垂としては大きすぎ，さらに図５〜図１０の小腸abが粘膜下浮腫で腫大している所見を重視しMeckel憩室と判断する．図７〜図１７で周囲脂肪組織の濃度上昇を示しており（▲），Meckel憩室炎である．手術で白苔の付着した（図A：↑），炎症性のMeckel憩室が確認された．