文献考察:小腸捻転
Roggo A, Ottinger LW. Acute small bowel volvulus in adults. A sporadic form of strangulating intestinal obstruction.
Ann Surg. 1992 Aug;216(2):135-41.
一次性捻転(primary volvulus:5/35例)とは原因となる解剖学的異常がないもので,飢餓または空腹時に大量に食餌摂取したときに起こし,アフリカやインドで多発する.二次性捻転(secondary volvulus:86%)は腸回転異常,癒着または癒着性索条物などが原因で起こるものである.小腸閉塞の4%を占め,開腹時に半数が小腸壊死状態であった.死亡率は腸管がviableであれば0%,壊死状態で17%であった.
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