文献考察1):消化管異物
【消化管異物に対する診断と治療方針】 消化管異物の治療上の問題点
Author:仁科雅良(川崎医科大学 救急医), 小林良三, 藤井千穂, 小濱啓次
Source:日本腹部救急医学会雑誌(1340-2242)19巻1号 Page15-20(1999.01)
Abstract:消化管異物253例中,貨幣が68例と最も多く,以下有鈎義歯・食物・玩具などであった.平均年齢20.9歳で,10歳未満の幼児が158例(3歳以下が111例),10歳未満では貨幣,玩具,ボタン電池が多い.40歳代以上では義歯,PTPが多い.部位では,胃が113例,食道が103例.食道では70例に内視鏡又は喉頭鏡による摘出を行った.胃では内視鏡的摘出術は14例であり,大部分は自然排泄した.形態では鋭的異物が77例で,36例に内視鏡的摘出術を行った.経口摂取された異物で手術を要した4例は全て鋭的異物であった.肛門から挿入された大きな瓶の2例では,全身麻酔下摘出及び開腹術を要した.
文献考察2)
【消化管異物に対する診断と治療方針】 消化管異物の診断と治療法の選択
Author:井上義博(岩手医科大学高次救急センター), 金田泰一, 藤野靖久, 吉成仁, 遠野千尋, 須藤隆之, 大森浩明, 斉藤和好
Source:日本腹部救急医学会雑誌(1340-2242)19巻1号 Page21-27(1999.01) 追記:治療方針(表)
|