右下腹部痛(Right Lower Quadrant Pain)シリーズ8 EXPERT COURSE 解答 【症例 RE 40】

急性虫垂炎.Acute appendicitis.



盲腸(C)は図8で盲端になり,図4のTIが回腸末端起始部で,図6の1〜図10の5が虫垂で5で盲端になる.中枢部半分はガスで,末梢部半分は液状物質で占められ,ニボー(air fluid level)を形成している.壁の造影効果は強くないが,図6〜図12で虫垂周囲の脂肪組織の濃度上昇を示し(△)急性虫垂炎である.CTで正確に診断されず,翌日腹部所見が悪化し筋性防御を認めたので手術となり,穿孔した壊死性虫垂炎が発見された(図A:切除標本).病理診断:gangrenous appendicitis.







  【参照症例】   1. 下腹部痛シリーズ 8 【症例 LE 38】
2. 腹部全体痛シリーズ3 【症例 GE 12】

 【 ←前の問題 】  【 このシリーズの問題一覧に戻る 】 【 演習問題一覧に戻る 】