右下腹部痛(Right Lower Quadrant Pain)シリーズ7 RESIDENT COURSE 解答 【症例 RR 35】

盲腸捻転.Torsion of cecum.








図1の臥位腹部単純写真でガスで拡張した腸管(△)があり,▲で楔形に嵌入し,“逆Cパターン”または“left kidney sign”を呈し盲腸捻転を疑う.図3〜図20にガスと液状物質で著明に拡張した単房性の腸管があり(※),図7と図8の↑は浮腫で肥厚した粘膜が描出されており捻転部と思われる.また,図2〜図6の虚脱した腸管Aが上行結腸と思われ,図7で不明となり閉塞するようである.腸管壁はよくenhanceされており(白矢印)壊死はないと解釈する.経直腸的に造影剤を右側結腸まで注入してCT撮影すれば診断は容易になると思われる.手術所見:盲腸捻転(図A).病理:ischemic colitis.













  【参照症例】   1. 腹部全体痛シリーズ9 【症例 GE 45】

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