右下腹部痛(Right Lower Quadrant Pain)シリーズ7 RESIDENT COURSE 解答 【症例 RR 33】

盲腸癌穿孔による膿瘍.Abscess with perforated cecal cancer.












上段の単純CTの図3〜図5の※と,下段の造影CTの図15〜図18は膿瘍であるが,造影CTで周囲は造影効果を受け,膿瘍の内容物は全く造影されないから相対的により低濃度となり,壁が造影され診断が容易となる.その尾側の,単純CTで図6〜図11の▲,造影CTで図19〜図23の腫瘤△は,単純CTでやや高濃度を呈し,造影CTで不整に強く造影され,辺縁も不整だから悪性腫瘍を強く示唆する.従って診断は盲腸癌の穿孔による膿瘍となる.手術で盲腸癌と,癌の穿孔による膿瘍が確認された.












  【参照症例】   1. その他シリーズ7 【症例 ME 31】

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