右下腹部痛(Right Lower Quadrant Pain)シリーズ7 EXPERT COURSE 解答 【症例 RE 31】

回盲部Crohn病.Ileocecal Crohn’s disease






図4〜図14の▲は右側結腸と回腸末端と思われるが,その移行部が不明である.15cmほど壁肥厚を示し,均一に強く造影されている.周囲脂肪組織の濃度上昇と腹膜の肥厚を伴い(△),図16では骨盤腔内に腹水もあり(※),慢性的に経過した腸炎の急性増悪を示唆する.図Aの注腸造影で回盲部の変形,短縮,狭窄(▲),縦走潰瘍(↑)とcobble stone(敷石像:白矢印)を認め,内視鏡検査でも不整形の多発潰瘍,cobble stone様の多発性の炎症性ポリープを認め,Crohn病と診断された.








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