右下腹部痛(Right Lower Quadrant Pain)シリーズ3 EXPERT COURSE 解答 【症例 RE 13】

絞扼性小腸閉塞(壊死).Strangulated obstruction with necrosis.









図1〜図3で腹水があり(※),右側の拡張した小腸はgaslessで,図8〜図12で腸間膜の濃度上昇を認める(▲)ので絞扼性小腸閉塞の可能性が高い.図4のAと1から追跡すると図15のLと図13の13で閉塞するのでclosed loopである.図14と図15のSBが虚脱した小腸で,図16のa〜図13のgが食物残渣で拡張した単純閉塞の小腸である.Closed loopの腸管壁の造影効果は良好で,この時点では壊死と判断する所見ではない.腹痛が増強し13時間後に手術となった.約30cmの回腸がbandにより絞扼され壊死に陥っていた.AC:上行結腸,TC:横行結腸.










 【 ←前の問題 】   【 次の問題→ 】  【 このシリーズの問題一覧に戻る 】 【 演習問題一覧に戻る 】