盲腸(C)は図12で盲端になる.回腸末端(TI)は図4から始まり,図9でUターンしめずらしく頭側へ上行する.図11の1が虫垂根部で,図14でUターンし,図9の9で盲端になる.盲腸(C)の壁肥厚と周囲脂肪組織の濃度上昇(図4〜図13:△)は虫垂根部の炎症が強いために二次的に影響を受けたためと解釈する.憩室炎と誤診され抗生物質で治療された.2日後症状改善せず,腹部エコー検査で穿孔性虫垂炎が疑われ手術となり,穿孔性虫垂炎が確認された(図A).病理:gangrenous appendicitis with perforation.