右下腹部痛(Right Lower Quadrant Pain)シリーズ1 EXPERT COURSE 解答 【症例 RE 2】

急性虫垂炎.Acute appendicitis.






右側結腸(A:上行結腸,C:盲腸)は図10で盲端になり,回腸末端(TI)は図5から始まり骨盤腔方向へ下行する.図9の1が虫垂根部で,ガスが充満した図10の2〜図3の9が腫大した虫垂である.その虫垂を中心にして周囲脂肪組織の濃度上昇があり(△),図8〜図10では腹膜の肥厚を認める(▲).図2の小腸abは図1のaとbに連続し,内容物も違うので図3の9の虫垂先端との連続性はない.図1〜図9のdは一連の小腸である.長さ約10cm(図10で3cm+7スライス)の急性虫垂炎である.病理:gangrenous appendicitis(図A).







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