文献考察:腹部外傷例におけるヘリカルCTの撮影法:double phase造影CT,5mmスライス以下で. グラフ 救急領域のCT画像 消化管損傷(図説)
Author:鵜飼勲(大阪大学医学部附属病院 高度救命救急センター), 井上貴昭, 杉本壽
Source:外科治療(0433-2644)88巻6号 Page1074-1086(2003.06) 追記:CTの撮影方法.ヘリカルCTで出血を想定して精査する場合は単純CT,動脈相,門脈相を撮影するincremental dynamic CTを優先し,穿孔を想定して撮影する場合は造影剤の投与速度を遅くして,病変部位周囲のthin slice(5mm以下)を優先する.具体的には3ml/secで100ml(体重の2倍弱を目安)の造影剤を注入し,注入開始後25秒(動脈相),80秒(門脈・実質相)に,5mm以下の薄いスライス幅で撮影する.MDCTによる撮影法は文献をお読みください.
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