図１で右下腹部の，ガスで拡張した腸管（↑）は大きさから結腸と思われるが，△の部分で捻転している可能性がある．図５の1から追跡すると，図１５でUターンし，図１０の17となり，▲の部位で閉塞し，closed loopを形成している可能性が高い．Whirl signを認めず，他の結腸の追跡は不可能なので確定的な診断は出来ないが，盲腸かS状結腸の軸捻転を疑う．手術で盲腸が反時計方向に360度捻転しており，壊死所見を認めないので捻転解除と盲腸固定術を施行した．