図3で上行結腸(A)と下行結腸(D)が拡張しているので図4の下行結腸1から肛門側へ追跡すると図9の28で閉塞する.図7の26から良く造影される壁肥厚が始まり(△),図10と図11で腫瘤となり(△)完全閉塞する.限局性の小さい病変だが悪性腫瘍であろう.図12のS状結腸S1から図16の直腸R2が肛門側の虚脱した結腸で,S状結腸癌による大腸閉塞と診断する.大腸ファイバー検査でS状結腸の癌と思われる病変による閉塞を認め,最上段の図Aに示すように経肛門的減圧チューブを挿入した.▲が閉塞部位.手術及び病理所見:横行結腸癌(図B:↑).
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