その他(Miscellaneous)シリーズ5 EXPERT COURSE 解答 【症例 ME 24】

急性胃潰瘍.Acute gastric ulcer



図2〜図7で胃角部前壁から後壁にわたり胃壁が粘膜下浮腫で壁肥厚(▲)を示し,図5と図6の△はその壁内の陰影欠損で,急性潰瘍性病変である.図Aは翌日行われた内視鏡検査の写真で,胃角部の大きな急性潰瘍(↑)を示す.活動性の出血を認めたのでクリップをかけ止血した.





参考症例(急性胃潰瘍):39歳男性.過去に胃潰瘍穿孔の手術を受けたことがある.2日前からのタール便で来院した.
急性病変を示唆する粘膜下浮腫による胃壁の肥厚(▲)を示し,図3〜図6の△が胃角部から後壁に広がる急性胃潰瘍である.図Aの内視鏡検査で,血腫が付着した胃潰瘍(↑)が確認された.








  【参照症例】   1. 上腹部痛(Epigastric Pain)シリーズ1 【症例 ER 1,2】
2. 上腹部痛(Epigastric Pain)シリーズ1 【症例 EE 1】

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