図1〜図4で左右結腸(上行結腸:A,下行結腸:D)とも液状内容物で拡張しているので,下行結腸より肛門側の閉塞を疑い,図5の1から追跡する.図11の15で閉塞するが図10と図11の△が原因病変で,不整に造影される腫瘤で癌であろう.図16の直腸Rは,口側へ上行し図13でS状結腸S1となり図9のS5で図10の腫瘤(△)に連結するので,S状結腸癌による大腸閉塞である.手術および病理所見:S状結腸癌,advanced,moderately differentiated adenocarcinoma.図Aは切除標本で,▲が癌病変.
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