その他(Miscellaneous)シリーズ5 RESIDENT COURSE 解答 【症例 MR 21】

胆石イレウス.Gallstone ileus












図13〜図16で左右結腸(上行結腸:A,下行結腸:D)は虚脱し,一部の小腸が拡張している(▲)ので小腸閉塞である.図2と図3で肝内胆管に,図4と図5で虚脱した胆嚢内に,図8〜図11では総胆管内にガス(↑:pneumobilia)が存在することは胆石イレウスを強く示唆するので,次に小腸内の胆石を検索する.図14〜図21で小腸内に石灰化した円形の異物があり(△),図13のa とb→図14のc→図15のd と虚脱した小腸,図22の1→図23の2→図24の3へは拡張した小腸となるので,石灰化した異物はおそらく胆石で,それが小腸閉塞の原因と証明された.胆石と思われる小腸内の石灰化像は8スライスに描出されており,複数の結石の存在を推測する.手術で盲腸から40cmの部位で嵌頓した2個の胆石を認めた.












  【参照症例】   1. 【症例 GR 29】
2. 【症例 GE 5】
3. 【症例 GE 30】

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