その他(Miscellaneous)シリーズ3 RESIDENT COURSE 解答 【症例 MR 11】

胃癌.Gastric cancer






図1と図2で胆石がある(↑)が,胆嚢の腫大はなく胆石による症状ではない.胃が拡張しているので閉塞がないか検索するために図10の前庭部から頭側へ検索すると△の部で壁肥厚が始まり,図7〜図3で腫瘤となり閉塞の原因である.強く,しかも不整に(所々に低濃度の部分を含み均一でない)造影され,悪性腫瘍を強く示唆する.明らかなリンパ節転移は認めない.図Aが内視鏡所見で,↑がBorrmann3型の胃癌.






参考症例(胃癌):統合失調症のある78歳女性. 1週間前からの食後嘔吐のため来院した.
△が不整に強く造影される胃癌で,▲はリンパ節転移巣を示しているものと思われる.内視鏡検査で胃前庭部に広範囲の腫瘍性病変(図A:↑)を認め,生検でsignet-ring cell成分を含む胃癌と診断された.









  【参照症例】   1. 上腹部痛(Epigastric Pain)シリーズ2 【症例 ER 9】
2. 【症例 GR 18】

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