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腹部全体痛シリーズ(Generalized Abdominal Pain)10 RESIDENT COURSE 解答 【症例 GR 46】
絞扼性小腸閉塞.Strangulated obstruction with no necrosis
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腹水はないが,左側で拡張した小腸はgaslessで,図15と図16で腸間膜の浮腫があり(▲),図12〜図15で血管(おそらく静脈)の怒脹がある(△)ので絞扼性小腸閉塞を疑い,closed loopを証明するために図19から追跡する.Aは図11でbeak signを呈し(↑)図10のJで,1は図11の13で閉塞する.図10〜図12で虚脱した小腸SBがあり,図9のa〜図5のeが単純閉塞の小腸だからA〜Jと1〜13はclosed loopを呈する絞扼性小腸閉塞である.腹水はなく,壁の造影も良好で壊死はない.イレウスチューブを挿入し2日待ったが腹痛と腹部所見の改善がみられず手術となった.band(図A:↓)により30cmほどの小腸が絞扼されていたが,壊死はなくband切離のみ行った.
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