腹部全体痛シリーズ(Generalized Abdominal Pain)7 RESIDENT COURSE 解答 【症例 GR 34】

上腸間膜静脈血栓症.SMV thrombosis






図1〜図3でMorison窩に少量の腹水があり(※),図6〜図11で↑の小腸は壁肥厚を呈しているが,腸間膜の浮腫があり(▲),腸間膜血管が怒脹している(△)のでただの腸炎ではない.図3〜図6のSMVはSMAと比較して高濃度を示し,単純CTだから血栓を意味する.ヘパリンとウロキナーゼを経静脈的に投与したが数時間後腹痛がさらに増強したので手術を施行した.約80cmの空腸回腸移行部が出血性壊死に陥っており(図A),切除のうえ吻合した.







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