図4〜図6は省略.図1と図2で遊離ガスがあり(↑),図9と図10で遊離ガスを含む腹水があるので(▲),通常は消化管穿孔を疑う.そして図8〜図12の△は膿瘍であろうと・・ しかし,その膿瘍らしき病変(△)は図12と図13の子宮と連続し子宮内の液貯留とガスのようである.他に子宮らしき実質臓器を認めない.従ってガス産生菌による子宮留膿症(pyometra)の穿孔との診断となる.造影CTであれば診断は容易となる.手術で子宮留膿症と子宮前壁に1cm大の穿孔を認めた(図A:↑).膿からはガス産生菌であるCitrobacter freundi と,Streptococcus viridansが培養された.
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