腹部全体痛シリーズ(Generalized Abdominal Pain)5 RESIDENT COURSE 解答 【症例 GR 23】

絞扼性小腸閉塞.Strangulated obstruction








図1で肝臓と脾臓周囲には腹水を認めないが,図4と図5で腸間膜間に,図12〜図15の骨盤腔内に少量の腹水がある(※).骨盤腔内で拡張した小腸はgaslessで,図9と図10で腸間膜の浮腫を認め(▲),3所見あるので絞扼性小腸閉塞の可能性が高いが,closed loopを証明できれば決定的である.図13のAと1から頭側へ追跡すると容易に図9のEと13で閉塞することがわかる.図8のa〜図2のgが単純閉塞の腸管で,虚脱した小腸は図8〜図5のSBと思われる.Closed loopであり,loopの壁の造影効果は減弱しており,図10と図12の△は壁内気腫の可能性が高く,腸管壊死を強く疑う.S:S状結腸.









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