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応用問題(Practical Exercises)28(外傷) 解答 【症例 P28-10】
脾臓損傷・遅発性出血.Splenic injury with delayed hemorrhage
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上段の晩期相図13〜図21で脾臓損傷(↑)を認める.肝臓と脾臓周囲の※は脾損傷と関連づけて血腫かまたは血液であろう.しかしdouble phase 造影CTでextravasationや仮性動脈瘤を認めない,出血量も大量ではないので血管造影の適応はないと筆者は信ずる.この例は外傷後3週間経っての遅発性出血であり,仮性動脈瘤の破裂を疑い血管造影(図A〜図C)が行われた.Extravasationや仮性動脈瘤を認めないので塞栓術は行われていない.以後は順調に経過したが,遅発性出血の原因は被膜下血腫の破裂または破裂後消失した仮性動脈瘤であろう.
【参照症例】
1.
日本外傷学会臓器損傷分類2008
2.
外傷(Trauma)シリーズ1 【症例 TR 5】
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