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応用問題(Practical Exercises)27(外傷) 解答 【症例 P27-10】
腰椎脱臼骨折・空腸の後腹膜ヘルニアと穿孔.Dislocation fracture of lumbar vertebra・incarcerated hernia of jejunum into retroperitoneum with perforation
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上段の画像で▲は骨折,※は後腹膜の血腫を示している.図19〜図21の↑は腸腰筋(Ps)と腰椎間に嵌頓した空腸(臍を中心に右上から左下への斜線を境に空腸は左側に位置する傾向がある)で,図21〜図24では1〜4の口側空腸が拡張し始める.
下段の矢状断(sagittal)画像では↑が後腹膜に嵌頓した空腸で,1から食物残渣で拡張しはじめ図32の5へと展開する.Ps:腸腰筋. 正確に診断され手術となった.脱臼骨折部の後腹膜へ空腸が入り込み嵌頓し,骨片(図19:△)により穿孔も起こしていた(遊離ガスを認めないためCTでは穿孔の診断は不可能).空腸を切除吻合し,腰椎脱臼骨折には後方固定術が施行された.
【参照症例】
1.
日本外傷学会臓器損傷分類2008
2.
外傷(Trauma)シリーズ7 【症例 TE 35】
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