応用問題(Practical Exercises)27(外傷)  解答 【症例 P27-4】

(Treitz靱帯直下)十二指腸穿孔.Perforation of 4th portion of duodenum






肺野画像(Wide)図10〜図18の↑は腸管外の遊離ガスであり,腹壁直下の遊離ガスと違いそれらの近辺腸管(胃後壁,Treitz靱帯近くの十二指腸や上部空腸)の穿孔を強く示唆する.下段の図19の1から空腸は始まり上行し図13の4となるがその先は不明,空腸Aは逆行性に追跡すれば同様に図13のDとなるのでそこより頭側のどこかで連結すると思われるが,具体的な穿孔部位は指摘できない.手術でTreitz靱帯直下の十二指腸がほぼ全周性(90%)に離断していた.












  【参照症例】   1. 日本外傷学会臓器損傷分類2008
2. 外傷(Trauma)シリーズ5 【症例 TR 21〜24】

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