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応用問題(Practical Exercises)26(吐下血) 解答 【症例 P26-7】
下腹壁動脈空腸瘻.Fistula between inferior epigastric artery and jejunum
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上段の術後50日目のCTで図2のA1〜図1のA12と,図8のB1〜図1のB8の2本のペンローズドレーンが挿入されている.図5の↑は下腹壁動脈瘤を示している.造影効果が薄いのは図1で総腸骨動脈に比べ下大静脈の造影効果が弱くかなり早期相のCTだからである.動脈瘤が発生した細い下腹壁動脈より瘤がかなり大きいので十分に造影されるには晩期相まで待つ必要がある.Aのドレーンによる摩擦損傷が原因と推測する.
下段の下血4日目のCTでは動脈瘤が増大している(図14:↑).図10で下大静脈が動脈と同等に造影される晩期相だから動脈瘤は高濃度に造影された.
下段の下血9日目のCTでは結腸と小腸に内部不整な血腫と血液が充満している.ドレーンはすべて抜去されている.Extravasationを認めないが,図23と図24の動脈瘤(↑)が▲の小腸へ穿破したものと診断する.図19のIVCが虚脱しており重度のhypovolemiaを意味する.ここで正確に診断され緊急手術となり,同所見が確認された.
【参照症例】
1.
その他(Miscellaneous)シリーズ20 【症例 ME 98】
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