応用問題(Practical Exercises)23  解答 【症例 P23-7】

魚骨による空腸穿孔.Perforation of jejunum by a fish bone






△は遊離ガスで,図9以下には腹水(※)を認め,上段の↑は空腸(ヘソを中心とする右上から左下への斜線を境に空腸は左側へ回腸は右側へ位置する傾向がある)内の魚骨であろう(CT撮影後確認したら夕食に魚を食べたとのこと).下段の図12で,後腹膜の脂肪組織(◎)と比較して腹壁直下の大網(白矢印)と腸間膜(×)の濃度上昇,腹膜の肥厚(▲)は腹膜炎を強く示唆する.手術で魚骨による空腸穿孔が確認された.






  【参照症例】   1. 右下腹部痛(Right Lower Quadrant Pain)シリーズ9 【症例 RE 43】

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