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応用問題(Practical Exercises)22 解答 【症例 P22-4】
S状結腸粘膜下脂肪腫による逆行性腸重積.Retrograde intussusception with submucosal lipoma of sigmoid colon
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上段の図4の拡張した下行結腸1を肛門側へ追跡すると図11からの病変(↑)に到達する.図16で虚脱した内筒,浮腫で壁肥厚した中筒,高濃度の薄い外筒と脂肪組織の腸間膜を認めるので腸重積である.最下段の図19〜図21の▲が陥入部で,図11〜図13の△は軽度の浮腫を伴った脂肪組織と思われ,脂肪腫を先端とするS状結腸の逆行性腸重積と診断できれば正解.注腸造影や内視鏡で整復を試みるのは有害無益だから,逆行性腸重積と認識することは大事なことである.
冠状断画像では▲が陥入部で,△が重積の先端となっている脂肪腫.上段の通常画像よりより立体的で分かりやすい.緊急手術が行われたが重積は自然解除されており,S状結腸の脂肪腫を摘出した.
【参照症例】
1.
腹部全体痛シリーズ(Generalized Abdominal Pain)6 【症例 GR 27】
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