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応用問題(Practical Exercises)20 解答 【症例 P20-9】
魚骨による腹腔内膿瘍.Intraabdominal abscess with a fish bone
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上段の単純CTで↑は魚骨であろう.周囲脂肪組織の濃度上昇(▲)と腹壁の肥厚(△)を示し,腸管から突き抜け出て炎症を起こしているものと思われる.Tc:横行結腸.患者の状態は良好で軽度の疼痛だったので経口的抗生剤投与で治療された.下段の15日後の造影CTで,魚骨は周囲組織が造影効果を受けるため相対的に低濃度を示す結果となるため目立たなくなるが,図16と図17の↑が魚骨.炎症範囲が上下に広がり,Water densityの内容物(▲)を示し膿瘍を形成している.手術所見:3cm長の魚骨(図A)と膿瘍.結石,異物,小さい石灰化病変や血腫の診断には単純CTを必要とする場合が多い.
【参照症例】
1.
上腹部痛(Epigastric Pain)シリーズ15 【症例 EE 74】
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