応用問題(Practical Exercises)20  解答 【症例 P20-3】

穿孔性憩室炎(上行結腸).Perforated diverticulitis(ascending colon)






盲腸と上行結腸が全周性の,粘膜下浮腫による壁肥厚を呈し,多発性の憩室(▲)を認める.↑は腸管外の液貯留と遊離ガスを示しているので穿孔性の憩室炎である.抗生剤投与で保存的に治療されたが,9日目のCT(図A)では,※は周囲の濃度上昇(白矢印)を示しているので膿瘍であるが,経皮的ドレナージで治癒した.図Bの注腸造影では多発性憩室(△)を示している.








  【参照症例】   1. 右下腹部痛(Right Lower Quadrant Pain)シリーズ11 【症例 RR 53】

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