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応用問題(Practical Exercises)18 解答 【症例 P18-10】
穿孔性胃潰瘍.Perforated gastric ulcer
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上段のような脂肪組織とガス像の鑑別が困難な画像で白矢印のようなアーチファクトを見たら遊離ガスの存在を示唆する場合が多く,肝辺縁に近い部分(△)は遊離ガスである.腹水(※)も認めるので消化管穿孔の可能性は極めて高い.下段の画像で▲は胃の粘膜下浮腫による壁肥厚を示し急性胃病変を示唆する.両側に粘膜下浮腫(▲)を伴う胃壁欠損像(↑)は急性胃潰瘍を意味し,穿孔性胃潰瘍と診断できる.
冠状断画像では図22と図23の△が遊離ガス,▲が粘膜下浮腫,↑が潰瘍性病変で,上段の横断(axial)画像より診断が容易である.胃十二指腸潰瘍の診断に冠状断画像は極めて有用である.胃体下部小弯側前壁に1cm大の穿孔を認め,大網充填術が行われた.最下段の図Aは術後6日目の胃カメラ所見で,白苔に覆われた大きな潰瘍を示している.
【参照症例】
1.
上腹部痛(Epigastric Pain)シリーズ2 【症例 ER 7】
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