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応用問題(Practical Exercises)18 解答 【症例 P18-5】
S状結腸捻転.Sigmoid volvulus
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上段の単純写真でガスで拡張したA,BとCは一連の大腸であるが,これをcoffee bean signと解釈したとしても捻転部位(△)が高すぎてS状結腸捻転とは診断できない.こういう例ではCTが威力を発する.
図1から追跡するとAは図12でbeak sign(↑)を示し図14のNと盲端になる.1は図15で典型的なbeak sign(↑)を示し図18の18で盲端になるのでclosed loopを形成している.最下段の図29の虚脱した直腸(a)は上行し図14のpとなり閉塞部位へつながり,図16の下行結腸(Dc)もD1,D2,D3となり消失するのでS状結腸捻転の診断が確定する.
下段の冠状断画像では,図34のbeak sign(↑)の部位から追跡すると同部位でclosed loopを形成していることは証明できるが,直腸と下行結腸が閉塞部位へ収束する所見は立証できない.大腸ファイバー検査でS状結腸捻転が確認され整復された.
【参照症例】
1.
下腹部痛シリーズ(Lower Abdominal Pain) 4 【症例 LE 18】
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