回腸末端(Ti)は図11から始まり上行するようだ.盲腸(Ce)内の液状内容物は麻痺性イレウスを強く示唆する.腹膜炎の原因を検索すると,図11と図12で盲腸内側に糞石(↑)を認め,図12の1の腫大のない虫垂根部(図A)は糞石に連続し,図10の3〜図18の14が腫大した虫垂である.図19のA〜図13のQは直腸からS状結腸であるが,図12〜図18の▲は上下で盲端になるので腸管ではなく,図16と図17の腹膜(△)の肥厚と造影効果を考慮して膿瘍(または膿瘍になりつつある汚染された腹水)と診断できればあなたはExpert.手術で膿性腹水と穿孔性虫垂炎(図A)が確認された.病理:phlegmonous appendicitis.
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