※画像がうまく表示されないときは
再読み込みしてみてください。
TOPページ
演習問題(Questions)
応用問題(Practical Exercises)
で
を
応用問題(Practical Exercises)18 解答 【症例 P18-2】
絞扼性小腸閉塞(壊死なし).Strangulated obstruction of small bowel with no necrosis
問題に戻る
右側結腸は液状内容物を含まない,拡張した小腸はgaslessで,最下段で相当量の腹水(※)を,著明な腸間膜の濃度上昇(均一で境界鮮明なのは腸管膜間の腹水,不均一で境界不鮮明なのは浮腫)を広範囲に認めるので典型的な絞扼性小腸閉塞である.図10と図11で虚脱した小腸(Sb)があり,図11の1から拡張し始め数字順に展開し,図10に戻って69となり閉塞するのでclosed loop形成が証明された.上段の▲が口側の単純性閉塞の小腸と思われるが,起始部とその追跡は不明である.正確に診断され手術となった.血性腹水を認め,虫垂切除後の癒着部と腸管膜間に形成された索状物により,60cm長の小腸が絞扼され虚血状態であったが,索状物切離でviability回復し小腸の切除は不要であった.
【参照症例】
1.
上腹部痛(Epigastric Pain)シリーズ4 【症例 EE 17,18】
問題に戻る
【 ←前の問題 】
【 次の問題→ 】
【 このシリーズの問題一覧に戻る 】
【 応用問題一覧に戻る 】