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応用問題(Practical Exercises)15 解答 【症例 P15-3】
胃潰瘍穿孔.Perforated gastric ulcer
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図4〜図9で腹壁直下に遊離ガス(G)を認める.胃角部から後壁にかけての粘膜下浮腫(▲)による壁肥厚は胃の急性病変を示唆し,図6〜図11の↑と白矢印は潰瘍性病変であり,急性胃潰瘍の穿孔との診断となる.下段の手術所見を考慮すると↑が前壁の,白矢印が後壁の穿孔部となる.図11の虚脱したIVC(下大静脈)は重度のhypovolemiaを意味する.
下段の冠状断画像で粘膜下浮腫による壁肥厚(▲)と潰瘍(↑)がより鮮明に描出されている.ガストログラフィン造影(図A)で大きな潰瘍(↑)と造影剤の濾出(△)を認め手術となった.胃体中部小弯側に大きな潰瘍があり,前壁(図B)と後壁に2箇所の穿孔を認め胃部分切除が行われた.
【参照症例】
1.
上腹部痛(Epigastric Pain)シリーズ1 【症例 ER 4,5】
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