応用問題(Practical Exercises)13(外傷)  解答 【症例 P13-6】

右恥骨折(extravasationあり).Fracture of right pubic bone with active bleeding







図Aで恥骨骨折(↑:CTでは図19〜図24の↑),図4〜図6で仙腸関節の軽度離開(白矢印),図4〜図9で大量の骨盤腔内血腫(※)を認めるので,血管造影とTAEの適応であるextravasationがないかを検索する.図8〜図18の△は血腫のほぼ真ん中に位置するのでextravasationであり,図18と図19の▲もextravasationで,複数の出血部位を示している.















血管造影でいくつかのextravasation(△)を認め,右内腸骨動脈,左内陰部動脈と左閉鎖動脈をゼラチンズポンジ細片で塞栓し,extravasationはほぼ消失した(図D).




  【参照症例】   1. 外傷(Trauma)シリーズ10 【症例 TR 46〜50】
2. 日本外傷学会臓器損傷分類2008

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